8月31日 ペイント完了
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完成した「ITS分解式スイングアーム」!^^^
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上のパーツ両端をスイングアーム内径に合わせ、インローに削り込んで溶接するわけです。

スポークタイプのホイールは通常チューブタイプ(最近はTLも増えてきた)です。チューブタイプは釘等が刺さった瞬間にエアーが抜け、走行不能に!TLは構造上エアーが徐々に抜ける為、ある程度は走行可で、サービスを受けられます。

しかし、チューブタイプは悲惨で、エアーが一瞬で抜ける為、人里離れた山奥などでは大変な目に遭います。修理も車体からホイール&タイヤを外す他なく、現場ではほぼ不可能。そこで色々と対策はしてあるのですが、完璧ではありません。

下の写真はその一例で・・・
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カッコは悪いですが、”すだれ”です。(笑)
パンクとは・・・前輪が踏んだ釘等を奇跡的に後輪が踏み抜く事・・・寝ている釘は刺さりませんが、前輪で踏み、転がりクルクルと跳ねている情態の釘を運悪く後輪が踏む分けです。で、ありますからパンクは90数%が後輪、先ず前輪は無いに等しい。しかるに、板に刺さっている釘等を踏み抜く、運の悪い人は除く・・。(笑)

これを”すだれ”で防ぐ分けですな・・・。^^本来はゴム板等を後輪直前に付ければ完璧!!又、タイヤ内にもパンク予防剤等を注入してありますが・・・時間がたつと気休め?

大型BIKE、それもチューブタイプのパンクを経験したことが有る人にしか分らない恐怖ではあります。(年がばれる)

重いBIKEをやっとの思いでスタンド等に運び込み、道具を借りてパンク修理、ここでタイヤを外すから「BIKEを支えてくれ」=BIKEを傾けなければホイールが出てこない!=なんて言い難いですからね。こんな時、このスイングアームが活躍するわけです。エヘン!!・・ちっとも偉くは無いですけど。^^^

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製作中のLeMans1000改に使うFショック、物は1100Sportの物ですが、ただ使っても面白くないので、アウターを旋盤で削り、まるで”一品物”の様に見せかけます。(笑)そして、この年代は赤?(フレームも赤の予定)ですね。

8月30日 ステップ
小物が内燃機屋さんからあがってきたので、ステップパーツをバフがけしました。SUS304(ステン)なので、専用の砥石をベビーに付けて磨きます。これが結構大変な作業で、ムラを消すのがなかなか難しい!まーだいたいですね。^^^
最初の材料を磨きのステン材(板)にすれば問題ないのですが・・・。
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これは850T改=Y号、当方製作中の=LeMans1000改、850T5改のS号に装着予定。今後、アルミで作る可能性もありですが、SUSの方がキレイだし、アクシデントでの曲がりにも強い(アルミは戻すと、ほぼ折れます。)ので・・・・オーナーさんが選ぶようにしますか?(笑)

8月29日 ペイント準備
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全体に足付きを良くする為に耐水ペーパーをかけ、マスキングします。その後良く乾燥させ、エアーで水分を吹き飛ばしてサフェを塗り、乾燥後パテを入れて耐水で磨き(本来はこの後にサフェ→磨き)本塗りの準備に・・・色は黒ですな。このスイングアームは、取り合えず様子見で、当方愛機、LeMans1100に装着を考えています。

8月27日懸案?の分解式スイングアームが完成!
タイヤ交換等のR廻りメンテ時、何時も往生していたホイール脱着、スイングアーム左側が”外れればなー”と何時も作業時に考えていました。

そこで、今回カリフォルニアスイングアーム加工時に左側を外れるようにと考えを巡らせ、答えが写真の様な物です。思いの外巧く出来、自画自賛です。(笑)
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右、ファイナル側は既に完成してまして、左側を場所を注意しながらコンターマシンにてカット、カット後、準備しておいたアダプター(45φクロモリ製)とカットしたスイングアーム後ろ側にアクスルシャフト(長さを決めたカラーを通す)を通し、仮に組み立てておきます。

その後、慎重に位置決めし、ティグで点付け、決まれば本付けして完成です。少しでも狂うとシャフトが巧く入らないし、抜けなくなるので位置決めが面倒でしたね。
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完成写真ですが、このシャフトとカラーが胆!
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外した時の感じですが、作業性は格段?に良くなるか!なー(笑) 縦に対して相当の力が掛かるので、少し凝ってこんな感じに・・・締結ボルトはM12(クロモリ)が二本です。

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カットした線がピッタリで凄い!・・・0.3mmのワイヤーでクロモリ丸棒をカットです。今の時代何でもOKですね。

(続く)