画像

排気及びエンジンからのパワーを使った回転型過給機(面倒で高額)とは全く違った方向から、単純に空気を圧縮するという画期的な過給機(ドラムチャージャー)が開発されました。
画像

Alter Ego社が開発した 「bolt-on drum charger」、構造はとてもシンプルでリードバルブ状の弁が付いた円盤をスプリングで押しつけ、それを排気脈動で押し返す構造です。新気はスプリングで取り入れ、脈動で圧縮すると言うものですが、短所としてある程度の大きさが必要になります。=250cc以下で直径が220mm、400cc以上では270mmのドラムが必要になります。
画像

又、構造上、ワンシリンダーに対して一つが条件(排気パルスを使うため機能しない)で、マルチエンジンにはスペース上不可能か?メーカーとしてはツイン及びシングルに推薦している模様。

性能的にはH2のような爆発的なパワーUPは望めませんが、理論上は25%UPまでは行けるようfです。下記表はKTM390を使ったパワー曲線ですが、なかなか捨てたものではありません。
画像


画像
ドカティーのスクランブラーですが、これには2SET必要、左右に取り付けることになりますね。
画像
こういった単ころのスクーターなんかにはベストではないでしょうか?

価格的に通常ターボの10分の1くらいの価格、それで最大0.6 bar(8.7 psi)のブーストと約15~25%のパワー&トルクUPが見込めるとの事なので、小さなBIKE&スクーターには現実的ではないでしょうか。

作動原理は動画にて!^^