欠かさず続けている朝のウォーキング。自宅そばの元米軍基地K公園内を歩き、遠回りをして帰ってきます。この広大な敷地内に唯一あるびわの木が、毎年この季節に沢山の実をつけます。ウォーキング後半のびわの実取りは渇いた喉を潤してくれたり、木の実を取ると言う楽しみを私に与えてくれます。今朝も少し取って行こうと思い木のそばまで行きましたが、下の方はほぼ取りつくされて手の届かない所にしか有りません。仕方がないので山猿宜しく木に登り、枝に腰掛けて大きめの実を食べていました。通勤通学の人達は見て見ぬ振りをしていますが、オバサン達は寄ってきます。そして殆んどの人は「食べられるの?」と聞きます。最近の人はスーパーやデパートで売っている物しか食べられないと思っているのかなーなんて自問自答しながら、上から「食べてみな」なんて投げてあげます。恐る恐る口に運び{あら甘いのねー」なんてぬかしやがる。「当たり前だろー熟してる所あげてるんだから」と心の中で呟き、「結構食べられますよね」とお愛想を言い、自分の分を取りポケットに・・・・。私達S20代は子供の頃に食べ物、特におやつ系には飢えていた記憶があります。町内の何処に木の実(イチジク、木苺、柿、ザクロ)が有り何時頃食べられるか、何てことを大体把握していました。今の子供たちは、「食」には不自由がなく何時でも美味しい物?が手に入り、前述のような自然にある物に興味を示しません。まー先ず何も知らない親が最初にダメだしですけども!
これが良いのか悪いのか私には解りませんが・・・少しかわいそうな気もします。