4月19日
久しぶりに1100SPORTを引っ張り出し(タイヤ交換もあった為)、自宅→戸塚そして店へと向かいましたが、何か乗り味が微妙に違う?座った感じが少し柔らかい・・・??何時もの”カチッ”とした感じが薄いんですよね。
店に到着し早速チェックです。何のことはない、シートレールの一部(フロント左側の一本)が折れていました。面倒なので装着状態で修理・・とも考えたのですが、やはり中途半端になってしまうので、リア周りはバラスことに。
シートカウルを外し、シートレールのみにして車体から外します。今回は↑写真のように補強を入れてみました。タンク後端部になるのですが、走行時手を当ててみると2000~3000回転付近で相当の振動(特に左側)が感じられ、それが原因のようです。当然ですが、縦V90のエンジンは左右で振動が全く異なります。3輪車のフェンダーなども壊れる方は決まっていますね。
後はペイントして完成です。
シートレール外しに伴い、タンクも外しますが、嫌な物を見つけました。(笑) タンク下に積んであるオデッセイのバッテリーですが、何故かオーバーチャージの兆候。ドライのくせにタップリと粉を吹いています。真っ白な粉がアルミBケースにびっしり!「こりゃバッテリー交換だな」・・(涙)。
ケースを外し、よーく耐水で磨き、水洗いをして下塗りをします。フレームと一緒にブラック(ウレタン)でペイントです。ノーマル(ラボ製)はアルミ地肌そのままなので電触が起こりやすいのも関係あり?まー原因としてはレギュではなく、乗らない時に(これが多いのですが・・)充電器を付けっぱ(横に寝かした状態も?)がいけなかったようですね。
オデッセイ/PC545からSHORAI/LFX18L1-BS12(税込¥20800)に。
今回、どうせ交換するならと巷で話題の「SHORAI」バッテリー=(取り扱い中です。)=を装着です。見ての通り大きさもこんなに違い、重さに至っては1/5=1kgです。オデッセイから持ち変えるとまるで紙のような軽さで、ホントに衝撃的です。
小さくなったので、ケースに対して”ガバガバ”付属のスポンジで前後左右を固めます。
私のSport はバッテリー位置がピリオンシート(ノーマルは2個)下からタンク下に移設されていて、重心高が少し下がっていますが、それでも通常のBIKEよりは上に乗った状態です。ここで5Kgが1Kgになるのですから、相当の違いが体感出来る・・・筈です。(笑)(このBIKEは相当軽量化されているので、ガソリン満タン時とリザーブ当の時等は、結構操縦性が変わります。)
※装着後、初期起電力を促すため、ライトON、ウインカー等を点灯して活性化させると良いようですね。
・・・・・・最後にタイヤ交換のレポートです。・・・・・・
使い切ったダンロップ/GPRα10(180/55-17)ですが、3000km~でこんな状態・・・やはりツインはタイヤに優しくないですね。
「α10」も値段の割にはそこそこ良いタイヤで接地感もあり、倒れ込みも素直だし、乗り心地も悪くなし、あえて探せば冬場の冷たい路面には要注意でした。・・・後はローテーションの短さ位か?
誰もが驚くこのパターン。これだけサイピングが多いと、トレッド面の剛性が心配になりますが・・・。
今回、選んだタイヤは昔からBIKEタイヤでは絶大な信頼感(個人的にハイスポーツから好きだった)があるミシュランを・・・その中でも自分の使い勝手に最適そうな「MICHELIN PILOT ROAD3」をチョイス。・・・能書きを鵜呑みにすれば、”デュアルコンパウンドテクノロジー2CT”で頭が減りにくく、6000以上は走れそうな雰囲気。まー値段もダンロップの20%UPですから・・・。
独特のタイヤパターンを有する PILOT ROAD3、その細かなサイピングに目が行ってしまいますが、雨天走行には絶大な信頼感が持てそうです。路面の水をサイプが吸い取り弾き飛ばし、ドライの状態に近づける!発想は誰でもするのですが、それを形にするところが凄いですね。
これだけサイピングが多いとトレッド面がグニャグニャしそうな感じですが、それを感じさせない技術力にも感心させられます。極初期に出した深いサイピング(当時、あれだけ深いサイピングは日本メーカーでは不可能でした。=深くする技術も凄いけど、トレッドが剥離、飛んでしまうんですね。)を持ったスタッドレスタイヤ(車)も革新的でしたが、ミシュランは他メーカーにはなかなか真似の出来ない独創性&技術力を持っているようです。
又、ミシュランタイヤ(BIKE&車)特有のサイドウォールの驚異的な柔軟性は健在ですし、勿論、抜群のユニフォミティーも合わせ持っています。タイヤ単体の軽さも特筆物!!
装着後、乗った(まだ100Km前後)印象ですが・・・
1)当初は、倒れ込みが”いきなり倒れる”印象でしたが、それも徐々になくなり、素直になる。
2)切り返しの重さも1)の状態と同じように回復。
3)サイピングの多さに起因するグニャグニャ感は内部構造でカバーしているようで、それほど感じない。
4)3)の内部構造が原因か、乗り心地は悪くは無いが特に良くも無い。。・・・エアー圧に敏感そうな感じ。
5)ミシュラン特有の絶大な接地感は健在。足をすくわれる感じがしない。・・・これは重要だと思います。
今のところこんな感じですが、雨天時(大嫌いですが)の印象もとても気になります。最高だとは思いますが・・。(笑)
他メーカーのベンチマークとなるのは必至で、それ位画期的タイヤなのでは・・・。ミシュランは10歩位前をいってますねー何時も。